私の子どもは中学受験初日の合否結果が不合格でした。
中学受験初日、不合格の結果を受け取ったとき、正直ショックを受けました。
初めての受験だと、“次に何をすればいいの?” と戸惑うことも多いと思います。
でも、初日不合格は決して失敗ではありません。
結論から言うと、その後の合格を勝ち取る貴重な経験になりました。
本記事では私の経験をお伝えすることで、3つのメリットが得られます。
- 初日不合格からどう立ち直ったか
- 埼玉受験や模試を活用した実践的な戦略
- 親が子供を支えるためにできる具体的な行動
悲観的にならずに、次の一歩を踏み出していきましょう!
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1都3県 私立中学受験の概要
地域 | 入試開始時期 | 主な受験者層 | 備考 |
---|---|---|---|
埼玉県 | 1月10日頃 | 首都圏全域 | 首都圏で最も早く入試が始まり、東京・神奈川受験生の「練習校」として利用されることが多い。 |
千葉県 | 1月20日頃 | 首都圏全域 | 埼玉に続き、「練習校」として受験されることが多い。 |
東京都 | 2月1日 | 全国 | 最も受験者数が多く、難関校が集中。 |
神奈川県 | 2月1日 | 首都圏全域 | 東京と同日に入試が始まり、特色ある学校が多い。 |
埼玉受験は首都圏受験生の「本番前の練習」として定着しており、1万人以上が参加。
我が家は「淑徳与野」と「栄東」を受験しました。
どちらも高い難易度を誇るチャレンジ校で、実力を試す場として活用。
中学受験は本番までにいかに準備を整え、緊張を和らげられるかが鍵となります。
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初日不合格を防ぐための3つの事前準備
中学受験初日の不合格はできれば避けたいですよね。
実際に不合格の経験を経て、最低限事前にすべき準備をまとめました。
1.塾内模試を活用した受験本番のシミュレーション
模試は単なる成績確認ではなく、本番を想定したシミュレーションとして活用しましょう。
我が家では模試を本番と同じ時間帯に起床させ、
中学校を会場に選ぶことで試験当日に近しい環境にすることに重きを置きました。
- 試験当日に想定される移動時間を事前に確認
- 試験時間に合わせて体内リズムを調整するため、朝6時には起床し軽い朝食を取る練習を実施
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2.受験会場の事前確認は必ずする
埼玉受験や模試を通じて、試験会場までの道順や会場内の動線を事前に確認しました。
土地勘のない学校の場合、乗り換えなどがスムーズにできるためにも時間に余裕を持って移動する練習がおすすめ。
山手線から埼玉に電車で行く方法が何通りもあるため、事前に乗る路線は決めることに。
小さなことですが、試験当日に迷うことでお子さんを不安にさせないことが大切です。
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3.受験校の過去問の取り組み方が合否を分ける
進学塾でも事前に案内はあると思いますが、過去問は、実際の試験と同じ時間配分で取り組むことを徹底。
私立中学の試験問題は過去問の傾向が出やすく、直前の説明会でも変更点まで教えてくれますよね。
- 試験当日に想定される移動時間を事前に確認
- 試験時間に合わせて体内リズムを調整するため、朝6時には起床し軽い朝食を取る練習
過去問も2周くらい受けていれば、本番当日に焦ることもなくなります。
過去問をするかしないかで合否を分けるといっても過言ではないですよ。
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中学受験の初日不合格後の3つの対策
事前準備をしても不合格はやっぱり辛い現実でした。
ここからは実施に初日不合格で親として行った対策をお伝えします。
①受験初日の合否は言わない約束をしておく
不合格後、子供が必要以上に落ち込まないよう、親が前向きにサポートすることが大切。
我が家では「これまでしてきた努力は無駄ではない」と励まし、合否結果を伏せたまま次の試験に集中させました。
- 「失敗は成功の元」といった前向きな言葉を日常会話に取り入れた
- 試験の手応えを振り返り、できた部分を積極的に褒める
ただこの方法は事前に「初日の合否は伝えない」と子どもと約束をしておくことが前提です。
正直受かれば「受かったよ」と伝えてしまうのもモチベーションを上げるのも一つの方法です。
ただ間違えた問題はできるだけすぐに解き直しをして、次の試験での改善策を立てることも重要。
我が家では、埼玉受験の問題用紙を持参し、塾の先生と解き直しを行いました。
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②2/1は「合格」をとりに行く受験校を選ぶ
2月1日の本番では、最初に実力偏差値-5程度の「安全校」を選び、合格率を高めました。
この「1校目でマルをもらう」戦略が、子供の自信を大きく向上させました。
我が家では事前に埼玉受験を2校受けましたが、2月以降の受験校で合格を全て取れた秘訣はやはり「慣れ」です。
本番への緊張感を和らげると同時に、子供の実力を試す良い機会になりました。
- 1校目: 安全校で合格を確保。
- 2校目以降: 適正校やチャレンジ校に挑戦し、最終的に目標校に合格。
ただ2/1の午前中は本命校の受験が多いと思います。
そのためにも1月の練習校は2校以上の受験をおすすめします。
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②受験期間中の体調管理は万全にしておく
中学受験本番の1月、2月は寒さのピークです。
特に早朝から遠出をして長時間電車に乗っての移動は体調を崩しやすい原因に。
緊張で朝食が進まない場合も、水分補給を徹底することで体調を維持しましょう。
消化に良いおかゆやスープを取り入れ、エネルギーを補給しました。
- 試験日の朝はヨーグルトやバナナ、スポーツドリンクを用意
- 夜は消化に良い鍋料理やうどんで栄養を摂取
今でも記憶にありますが、埼玉受験の行きの電車で吐き気を催して途中下車もしました。
受験当日無理して食べさせることは避けたほうが良いでしょう。
また親がリラックスしていることが、子供に安心感を与えます。
試験当日も「いつも通り」を意識させてあげる環境にしてあげましょう。
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まとめ
初日不合格は決して失敗ではなく、次に進むための貴重な経験。
子供の努力を信じ、親が前向きにサポートすることで、必ず目標を達成できるはずです。
- ①受験初日の合否は言わない約束をしておく
- ②2/1は「合格」をとりに行く受験校を選ぶ
- ②受験期間中の体調管理は万全にしておく
中学受験の合否は良くも悪くも1度の試験の点数で決まります。
何年も勉強してその日で全てが決まることを考えるとプレッシャーってすごいですよね。
勉強してきたことを思い出させるように、いつも通りに試験を受けさせることに全集中させましょう!
実力が出せれば模試判定の結果がそのまま反映されるはずです。
子どもを信じて乗り越えましょう!
@あめこめ侍