「働きながら、FPが取れるかが不安・・」
「参考書を見たんだけど、分厚い・・どれくらい勉強すればいいんだろう?」
これからFPの試験準備をされる方は、こういった不安があるのではないでしょうか。
結論からお伝えしますと、勉強前にルールを決めれば合格は十分に狙えます。
- 事前に勉強のやりかたと勉強時間をルール化する
- 僕がこのルールに基づいた勉強時間は132時間
僕もこのやり方で、3級は約9割の正答率で合格ができました。
受検を検討している方も、勉強方法で悩んでる方も僕の経験した勉強法が少しでも参考になれば嬉しいです!
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事前に勉強方法を決める
どんな勉強もそうですが、やみくもに勉強を始めると時間がかかってしまいます。
時間は有限なので、効率よくするために「成功者の真似をする」ことが大切です。
より確実に合格をするために、勉強方法について学びましょう。
FPオススメの勉強方法2選
僕は勉強をするにあたって、複数の著書で勉強方法を調べました。
その中でもDaigoさんが出版されている「超効率 勉強法」が多くの人に当てはまる方法だと感じました。
著書の内容には、科学的なデータに基づいてた勉強法をたくさん紹介されています。
時間がある方はぜひ読んでいただきたいですが、この中で特に2つの方法が役に立ちましたのでご紹介します♪
- 復習のタイミング
- クイズ化
2つの勉強法について説明します。
①復習のタイミング
FPの参考書はどれも分厚いものがほとんどです。
それだけお金に関する広範囲が出題されるわけですが、1度だけ勉強をしても忘れてしまいます。
IQの高いかたであれば、一度読めば記憶ができるかもしれません。
でもほとんどの人は忘れてしまいますよね。。僕もすぐ忘れます。。
記憶を定着させるための1つ目の方法はこちらです。
復習の間隔を少しずつ伸ばしていく
人間の脳は、いったん頭にれた情報を忘れないと知識が身につきません。
そのために勉強を反復する期間を、以下のようにルール化してしまうことです。
反復回数 | 復習するタイミング |
1回目 | 2日後 |
2回目 | 2週間後 |
3回目 | 2ヶ月後 |
それぞれ“2“の倍数で日→週間→月と単位をあげて復習するのが良いとされています。
抑えておきたいのは、こちらのポイントです。
忘れても反復すれば、知識は定着される
忘れてもOKです!大事なのは反復することですね!
僕はこの方法を知るまでは、「あー前にやったの何だっけなぁ」って忘れることに課題を感じていました。
しかし、反復をすることで確実に勉強内容が身についたので、一度で覚えられなくても何度もやれば自然と身についていきますのでご安心ください!
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➁クイズ化(単語カード)
先ほどの「復習のタイミング」と少し似ている学習法になります。
クイズ化というのは、例えば英語の単語を覚えるときに「単語カード」というものがありましたよね。
小学生のときに、掛け算を覚えるためにパラパラめくって、使った方も多いのではないでしょうか。
覚えたいところをクイズ化して問題を作る
先ほどの“反復“と、“クイズ化“はスケジューリングとアプリを活用した方法で「仕組み化」すれば僕もうまういきました。
勉強方法に悩まれている方にはオススメの方法なので、ぜひ最後まで読み進めてください。
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FP試験までのスケジュールのたてかた
次に勉強方法が理解できたところで、この方法に最適なスケジュールのたてかたを考えましょう。
僕も働きながら、勉強をしたので時間も限られていました。
ポイントは試験日から逆算して勉強を始めることです。
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週単位で勉強の計画をスケジューリングする
スケジュールを立てるときは、無理なスケジュールを組まないでください。
スケジュール通りにできなかった場合、勉強に対するモチベーションが下がる原因になります。
僕が実践した方法ですが、勉強を始めるタイミングがわからない方はこちらを目安にしてみてください。
FP試験月(年3回) | 勉強を始める目安 |
1月中旬 | 10月上旬 |
5月中旬 | 2月上旬 |
9月中旬 | 6月上旬 |
働きながらでも勉強ができるように、無理のないスケジュールです。
勉強は試験月の3ヶ月半前にはじめる
なぜ3ヶ月半前が良いかを説明します。
先ほどのとおり、学習のスケジュールは週単位で設定します。
また、FP3級は6つのカテゴリに分けて出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
1週間かけて各カテゴリごとに2回繰り返して勉強し、最後の1週間は模試試験をする流れとなります。
勉強開始からの週間ごとのスケジュールです。
1回目 (はじめて) | 2回目 (反復学習) | 学習項目 |
1w | 7w | ①ライフプランニングと資金計画 |
2w | 8w | ②リスクマネジメント |
3w | 9w | ③金融資産運用 |
4w | 10w | ④タックスプランニング |
5w | 11w | ⑤不動産 |
6w | 12w | ⑥相続・事業承継 |
13w | 過去問、模試試験(マークシート付き) | |
14w | 過去問、試験本番 |
14週間前に勉強をはじめれば、試験までのスケジュールを無理なく立てることができます。
僕もこの方法で試験に挑みましたが、試験前には自信がついた状態で迎えることができました。
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合格するための勉強時間は「約130時間」
先ほどのスケジュールをもとに、必要な勉強時間を試算してみましょう。
曜日単位での学習時間です。
FP3級の1日の勉強時間
- 平日:1時間 (12wまで)
- 土日:2時間 (12wまで)
- 過去問:1.5時間 (13、14w)
- 模試試験:学科120分、実技60分
学習時間を先ほどのスケジューに当てはめると、
FP3級に合格するために必要な時間は合計132時間です
ただ、平日は仕事が忙しく土日も家族の用事などでこの時間通りできなかった日もありました。
個人差はもちろんありますが、感覚としては最低の合格ラインであればこの時間から2〜3割は減らせるでしょう。
ただ約9割の正答率を出すためには、約130時間が内容もちゃんと理解できると感じました。
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直前の模試は必ず実施をしましょう
試験本番の前週に「模試試験」は必ずしておきましょう。
模試試験がついている参考書を選ぶことをオススメします。
- 本番環境とおなじ「マークシート方式」になれる
- マークで受けたときの時間の感覚を身につける
一度やっておくとやらないとでは、慣れるという意味で気分的にも違います。
マークミスもミスの一つなので、試験直前に必ず実施をしましょう。
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参考書の選びかた
FPを受検するために「教科書」と「参考書」の選びかたについてアドバイスします。
“手持ち用に薄いものがいい“など意見があると思いますが、ポイントは2つです。
- 教科書は読んで自分が理解できるもの
- 問題集は過去問が多く掲載されているもの
参考書を選ぶ2つのポイントについて説明します。
教科書は読んで「理解ができるもの」
資格試験の参考書は「口コミ」や「売上ランキング」などで決めない方がいいです。
僕が勉強しながら気づいたことですが、売上のランクが高い本ほど「いい意味でも悪い意味でも良くまとめられている」ということです。
知識をちゃんと身につけるためには要点を見るより、「理解ができる」です。
理解ができなければ、結局別で本を買ったりインターネットで調べるので時間のムダになります。
- 売れている本より「自分が読んで理解できる」ものをえらぶ
- 文字が多いよりは、図解が多い方がイメージがつきやすい
- 分厚くても、中で分離できるタイプの参考書も多い
この3つを満たしているものがあれば、それこそが自分に合った参考書です。
参考までに僕は「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」を購入しました。
内容はうまくまとめられていると思いますが、あくまで自分に合った本を選びましょう。
この2冊があれば十分です♪
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問題集は過去問が多く、模試試験(マークシート付き)がついているもの
問題集はできるだけ参考書と同じ出版社のものを選びましょう。
出版社によって、文言が統一されていないケースもあります。
その中でも「実際の過去問」が多いものがオススメです。
- できるだけ、「教科書」と同じ出版社のもの
- 過去問題が多いもの
- 模試試験がついていて「マークシート」がついているもの
マークシート付の模試は本番環境に近い経験をするためにも、必ず1度はやっておきたいところです。
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iPad、スマホを活用する
iPadやスマホをお持ちの方は、さらに学習が効率化できます。
iPadの「GoodNotes5」というアプリなどライティングができるものがあれば、書くことによって覚えやすくなります。
また「過去問道場」というサイトでは、過去の試験がわかりやすい解説付きで何回でも受けることができます。
スマホやタブレット端末をお持ちでないかたは飛ばしていただいてOKです。
サイト「過去問道場」を利用する
過去問道場は無料で使いやすく、いつでもどこでも勉強ができるサイトです。
僕は試験直前までこちらのサイトのお世話になりました。
Twitterでも結果を掲載し、管理者の方からもよく「イイネ」もいただきました♪
過去問道場のオススメポイント
- 実際に出題された問題が無料で何度でも受けれる
- 6つのカテゴリを10問ずつ受け、カテゴリごとのスコアがわかる
- 解説がわかりやすい(教科書よりもくわしい)
- スマホがあれば、外出先でも問題がいつでも解ける
知識をより深く習得したい方にはオススメのサイトです。
リンクはこちらからどうぞ!
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「GoodNotes5」のフラッシュカード機能を利用して反復学習をする
反復を学習するために有効だった方法です。
スマホやタブレットのアプリ「GoogNotes5」を利用する方法です。
書店で購入した「問題集」をこのアプリに取り込んで学習します。
問題集は直近の傾向から、出題されやすいものに厳選されているので時間をできるだけかけたくかたにはオススメです。
ただ、事前に問題と回答を書く、もしくは写真で撮影して取り込みが必要になりますので少し手間がかかります。
フラッシュカードのオススメポイント
- 厳選された問題集で効率よく勉強ができる
- 間違った問題はアプリが自動的に判断し、何度も出題をしてくれる
- 単元ごとに作成できるので、スケジュール通りに反復学習ができる
- 間違えやすい問題はメモとしてまとめて、スマホでも確認ができる
また、フラッシュカードの利用には事前に写真で取り込みが必要です。
Adobe Scanアプリで取り込む
- 写真から文字を識別し、検索ができる
- 写真を撮るときに、自動的にフラッシュでキレイに撮れる
- ページが曲がっていても、自動的に補正をしてくれる
僕もこの「GoodNotes5」と「Adobe Scan」の2つのアプリを利用して、効率よく覚えることができました。
限られた時間でなるべく結果を残したい方には、僕はこちらの方法をオススメします。
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試験日の注意事項
さいごに試験当日の注意事項について実体験をもとにお伝えします。
僕の失敗談ですが、皆さんも同じ失敗をして欲しく無いので読んでおいて損はないです!
サラッとでも確認しておいてください♪
試験会場の場所と服装
まず試験会場ですが、大学などの会場が多いです。
大学によっては駅近のところから、バスを利用しないとアクセスが悪い会場もあります。
僕も駅から徒歩20分(バスで10分弱)という会場でしたが、受検者の多さからバスが予定していた時間に乗れずに徒歩で向かいました。
もう一つの注意点が当日の服装です。
9月試験など残暑が厳しく、薄着で行くことも多いと思いますが、大学などは設備が古く業務用の冷房が直撃するケースがあります。
まさに僕は冷房直撃で思考停止するくらい寒かったです・・・
実体験をもとに注意事項を以下にまとめました。
試験当日の注意事項
- 試験会場までのアクセスは事前にチェックする
- 大学によっては不便な場所もあるので、昼食は事前に準備をする
- 昼食会場はほぼ満員。時間をかけずに食べられるものがオススメ
- 温度調整が可能な服装を準備しておく
「試験当日に見れば大丈夫でしょ」と思わずに、ベストコンディションで試験を受けるために必ず目を通しておいてくださいね。
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時計(スマートウォッチは不可)
試験当日の持ち物はこちらです。
- 受検票
- 筆記用具 ※筆ばこもカバンにしまう必要あり
- 本人確認書類
- 腕時計(通信機能を有するものは不可)
この中で注意してほしいのは「腕時計」です。
僕は普段からスマートウォッチを利用しています。
試験当日に普段使わない、ゼンマイ式の時計を持っていきました。
試験開始前に巻いて・・・巻いて・・・・巻いて巻いて・・・・ん・・・・
「時計が動かない!!!!!」
試験会場にきっと常設されている時計もあるでしょ。と思うかもしれませんがありませんでした。。
- スマートウォッチは不可
- 時計は会場には設置されていないので、事前に動く腕時計かを確認しておく
時間がわからない戦いは僕でさいごにしてほしいです!
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これから受検される皆さまへ_まとめ
すでに勉強をしている方も、受検を検討している方もさいごに大事なことをまとめましたので、ぜひ確認しておいてください。
FP3級受検前に必読!(まとめ)
- 合格に必要な時間は約130時間 ※正答率9割の実体験
- 勉強を始める前に、勉強方法とスケジュールは計画をする
- 出題範囲が広いので反復学習を活用する
- 試験直前に模試はマークシート方式でしておく
- 試験日は会場アクセスの事前確認をする
- 試験は1日なので、軽食は事前に購入しておく
勉強時間は僕みたいに所帯持ちで、お仕事をされている方の参考になれば幸いです。
FP3級は出題範囲も幅広く、覚えることがたくさんあります。
ただ、資格を取得できれば自分自身の資産設計ができ、ライフプランの見直すきっかけや手法も身に付きます。
人生100年時代といわれている中では、自分的には必要な資格でした。
皆さんがの合格に少しでもこの情報が活用できると嬉しいです!
あめこめ侍
続けて2級もチャレンジされる方はこちらもどうぞ♪